産業保健師への転職

【産業保健師】知名度低すぎ⁈産業保健師の仕事内容と働いている人数は?


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皆さんは産業保健師という職種をご存知でしょうか?

看護学生や看護師免許を持っている方は既にご存知だと思いますが、一般社会では「産業保健師」の存在を知る人は非常に少なく、知っている人は看護師と医療関係者の一部、もしくは産業保健師を雇っている大企業の一部だけだと思います。

実際に私も「産業保健師」として雇われていますが、働いて5年経った今も現場の従業員は「看護師さん」としてしか認識されていません。

そのため、友人に

「仕事何やってるの?」

「産業保健師だよ」

「えっ?動物の〇処分とかするの?…」

と大いに誤解されることがしばしばあります。なので、

「会社の中で保健室の先生をやってるよ」

と説明してイメージを持ってもらいます。


産業保健師とは

産業保健師とは看護師に並ぶ国家資格の一つです

産業保健師とは

「厚生労働大臣の許可を受けて、一般の企業や健康保険組合に勤務している保健師」の事です

保健師は、看護師や助産師に並んだ国家資格の一つです。看護師の役割は「医者の指示に基づく診療の補助」に対して、保健師の役割は「病気を予防すること」であり、勤め先で名前が変わります。

学校に勤めてたら「学校保健師

保健所・市区町村に勤めてたら「行政保健師

会社に勤めてたら「産業保健師

など、それぞれ対象の人達の健康をサポートしています。

仕事内容について

産業保健師は働く人を対象に、健康管理に関する仕事を担っています。主な仕事としては以下の内容が挙げられます。

  • 体調不良者の対応
  • 健康診断の事前事後対応
  • ストレスチェック対応
  • 特定保健指導
  • 安全衛生委員会への参加
  • メンタルヘルス疾患の対応
  • 健康教室やイベントの開催

等々です。他にも細々した内容はたくさんありますが、大きく分けると以上のようになります。

産業保健師の人数

産業保健師を雇う会社は少なく、一部の大企業が健康経営を掲げる一環として雇っているのが殆どです。

令和2年衛生行政報告例によると、企業で働く保健師は3789人で、保健師として働く5万5千人のうちの7%しかいません。

ちなみに病院に勤める正看護師は88万3千人で、准看護師と合わせると98万5千人います。

病棟看護師が約100万人いるのに対して、産業保健師は3800人しかいないので、非常に少ないのは明らかです。

産業保健師は競争率が高い⁈

産業保健師は看護師の転職先の中でも交代勤務をしなくて良い&高待遇という理由で非常に人気なのですが、そもそも募集人数が少ないので競争率が高いです。

採用方法は一般企業と同じで、書類選考、筆記試験、文章作成、SPI、面接等があります。

看護師は常に人手不足のため就職活動にはさほど苦労しないのですが、だからこそ一般企業と同じような採用方法をとる産業保健師への転職は、私にとっては大変でした。

当時入院病棟で働きながら転職活動をしていましたが、地頭が良くない私はこれらの試験でボコボコにやられ、書類も産業保健師未経験ということでバンバン落とされ、でも既に退職の意向は職場に伝えて手続き済だから撤回するわけにもいかない。

ニートの可能性を大いに秘めていた私ですが、2018年にとある企業にご縁があったおかげで現在の仕事に就くことができています。

どうやって産業保健師に転職できたのかは、また次回の記事に載せたいと思います。



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