履歴書 産業保健師への転職 面接対策

未経験でも恐れるな! 産業保健師 への転職大作戦!

未経験から産業保健師に転職しようと思っているあなたへ。転職サイトに登録したはいいものの、「経験者優遇」の文字に精神的に打ちのめされていませんか?

今回は未経験者が経験者に勝つための方法につて、採用者側の視点に立ちながらお伝えしていきたいと思います。

なにかバトルや勝負をするときに大切なのは、相手のことをよく知ることです。相手を知らないまま攻撃しても返り討ちにあってゲームオーバーしてしまいますよね。

今回は、企業という相手が求めていることと、それに準じた対策をお伝えしていきます。

これを知ることで未経験が故の武器や魅力を相手に伝えることができます!

それでは早速行ってみましょう!

なぜ経験者を優遇するか?

そもそも企業側がなぜ未経験ではなく経験者を優遇するのでしょうか。一番の理由は「自分達では教えられないから」です。

複数人職場なら同職者がいるから教えられるのですが、1人職場の場合は誰も産業保健師の仕事を教えられる人がいません。

そのため、一通り産業保健の仕事を知っている者のほうが採用側からするとやはり安心感があると思われてしまいます。

ライバルに産業保健師経験者はほぼいない

そんな経験なんてすぐ積めないよー

そうですよね。そもそも産業保健師への転職が難しいのに、さらに経験積んで再転職なんて時間もかかるし、リスクも大きいので大変です。

だから、産業保健師の経験がバリバリある強力ライバルは超少ないのです。

仮に私のような産業保健師経験があったとしても、子育てやら何やらの事情がついてくるので、それを懸念して不採用にする企業もあります。

つまり、ライバルは同じ産業保健師未経験者ということです。

それなら勝機はありそう!

企業が求める人物像に自分を寄せてアピールしていけば、採用される確率がグンとあげる事ができます。

実は、看護師としてのスキルはさほど重要じゃない⁈

採用者からすると、看護師スキルは重要ではないということに気づく必要があります。

重要じゃない理由は採用者の立場で言えば「看護師は皆医療スキルをもって当たり前。その良し悪しはわからない」からです。

いくらERで死の淵から人を救ったり、病棟でのんびり過ごしていたりしても、スキルの差は一般人からではわからないのです。

そのため、「創洗浄のプロと言われていました」「弾性包帯をめちゃ綺麗に巻くことができます」とアピールしてもピンとこないのです。(採血は超上手いは伝わると思います)

大切なのはどんな職場であれ、あなたにはどのような個性があって、どういう思いで仕事してきたかというところを伝えていくことです。

採用者側が求めていること

ここからがメインテーマとなります。どの企業でも応募してきた人に対して求めることはある程度共通していると言われています。

採用者側が求めていること

  • 積極的に物事を解決しようとする人
  • 優秀で企業に貢献できる人
  • 何でも卒なくこなせる人
  • 性格が良くて誰とでも仲良くできる人
  • メンタル強くてへこたれない人
  • 採用担当の人にとって好みな見た目である

1については、募集要項によく記載されている内容ですよね。しかし2~こそが企業の本音です。募集要項に記載がないのは、表現上カドが立つからで、実はこのあたりを重視しています。

ここからは、それぞれの理由と対策についてご説明します。

積極的に物事を解決しようとする人

この人物像を求める職場は1人職場に多いのですが、困った時や課題に対して自分でうまく解決できる人を求めています。これは前述の通り「産業保健師の仕事を教えられる人がいないから、自分で解決できるとありがたい」というメッセージにもなります。

もし過去にあなたが課題への問題解決をした経験があるなら積極的にアピールしたほうが良いと思います。

例)海外一人旅をしてトラブルあったけど何とかなった・患者への課題を協力して解決した

問題解決能力は、産業保健師の仕事において特に必要な力でもあります。自己PRに織り交ぜると良いでしょう。

優秀で企業に貢献できる人

これはやはり給与としてお金を払う以上、何らかの功績を残してもらいたいという、実力主義的な会社に多くみられます。

企業が求める優秀さは、前述した看護師のスキルが高いことではありません。

お金や経済に関する観点を持つことです。

これは自分自身の人件費や諸費用などのコストをしっかり把握しているかどうかがキーポイントとなります。

例えば、年収が500万で産業保健師として雇われたとします。そしたら500万で企業に貢献する何かをしなければなりません。

日本の月給制度は時間で決められています。営業マンなら金額ノルマはありますが、看護師はサボろうが一生懸命働こうが、所定時間まで働いたらお給料がもらえますよね。しかし、経営者の視点で考えるならば、安くない人件費は何のためにお給料をその人に出すのかを考える必要があります。

例えば、保健師のおかげてメンタルの離職率が減って、企業の余計な人件費がカットできた。とか、健康度があがって健康保険の金額が減ったとか、従業員にエレベーターから階段を使わせて、電気代が浮いたとか…

500万円の年収で、500万以上の成果を上げられるかどうか考えなければならないのです。

もちろん、最初から保健師がこんな事ができるはずはありませんし、そもそも給料=時間と思っている保健師のほうが圧倒的に多いです。

そんな中、あなたが看護師時代からお金の観点を持って働いていると、ライバルよりも圧倒的な差をつけてアピールすることができます。

例)入院費の説明ができる、ゴミを必要以上に出さない、看護師の労働時間削減に取り組んだ等

今からお金の観点を持ちながら働いてみましょう!

何でも卒なくこなせる人

卒なくこなせる事を求める企業は、大企業の中でもお堅い系の職種で、破天荒な人やガンガン突き進むよりも、法令順守や伝統を誇りにもつような企業である可能性が高いです。

何でも卒なくこなせる器用な人っていいですよね。卒なくこなせる人は適応能力が非常に高く、ミスを出さないように、リスク管理ができたり、努力を人前に出さないクールな面を持ち、個人的にすごく憧れます。

また、産業保健師の仕事においても、事務処理から緊急対応まで幅広い仕事があります。この仕事はできるけど、あの仕事は壊滅的にダメという人よりもバランスよくできる方が、ミスが少なく信頼も生まれやすくなります。

今までうまくやれてきたという人は、産業保健師としてもうまくいく可能性が非常に高いので、企業側も安心してあなたにお任せすることができます。

例)病棟のリスク管理を担当し、前年度よりもインシデント件数が減った

もし、あなた自身が器用にやれるタイプなら、ぜひ自己アピールしてみてください。

性格が良くて誰とでも仲良くできる人

産業保健師は様々な人と関わります。特に1人職場においては役員、管理職、一般職、新人、外部関係者等々、立場や価値観が違う人と関わらなければなりません。

採用者側もそれを知っています。採用者が人を雇う上で最も避けたいことは誰かとトラブルを起こすことです。

人間だからトラブルはあって当たり前なんですけど、なるべくなら穏便に仲良く済ませたいのが、採用者側の本音なのです。

ちなみに産業保健の現場でよくあるのが、産業医VS従業員です。病院の場合は圧倒的に医師の権力が強いので誰もが従うしかありませんが、産業医はあくまで医師免許を持ったサラリーマンとして従業員と対等な立場でなくてはなりません。しかし、つい病院と同じように必要以上の医師の権力を振り回してしまったり、逆に従業員から理不尽なお願いをされたりと、企業と産業医の仲良しこよしの現場はあまりありません。そのため、看護師は両側の火消し役として鎮火作業をしなければならないのですが、この時には中立かつそれぞれに良い顔をすることが求められます。

様々な人と関わることは、次第に慣れてくるとは思います。最初はジェネレーションギャップを感じる事も多々ありますが、それをほどほどに受け入れることができたら何も怖いものはありません。

例)自分と異なる価値観を知るのが好き

もしあなたが同世代以外にも友人がいたり、異文化交流やオンラインサロンといった違う価値観の人と仲良くしているのならばぜひ、多様性、協調性や柔軟性といったキーワードを入れてPRしてみてはいかがでしょうか?

メンタル強くてへこたれない人

「最近の若者はすぐメンタルやられるよね~」とメンタルクラッシャーたちはたとえスーパーホワイト企業であっても日本社会である限り必ず存在します。

若者がメンタル弱いと言われてしまう理由や要因はいくつもあります。決して個人のせいではないですし、メンタルが弱いことは決して悪いことではありません。

しかしこんな時代だからこそメンタルが強くしなやかである人は誰からも尊敬されます

悔しさをバネにする人や落ち込んでもすぐケロッとする人、人前では涙を見せない人(裏では号泣)、前向きに捉える人などであれば、企業側は未経験でも信頼してあなたの成長を見守って応援してくれると思います。

強靭メンタル、質実剛健、内柔外剛といったパワーワードを使って芯が強い女性であることをアピールしましょう。

採用担当の人にとって好みな見た目である

これは身も蓋もない話なのですが、見た目で選ぶ採用者もいます。

「人は見た目が9割」といった本もあるほど、見た目で採用されてしまう悲しき現実もあります。

ちょっと待ってよ、私自信ないんだけど⁈

大丈夫です。かわいいはつくれます。

顔の造形はなかなか変えられませんが、所作や話し方でも美人に変わります。また、肌や髪の毛だけでも綺麗にする、目元に全振りするなど、あなたの強みを活かして美人魅せすることは十分可能です。

筆者は決して美人ではないしスーパーガサツ人間なので、私が内定をもらった理由は見た目ではないと思います。笑

自信がなくても笑顔100%でいけば、とくに面接官が男性の場合だとかわいいと思ってくれるみたいなので、笑顔キープで面接に臨みましょう!!

以下の記事は産業保健師に内定した人の特徴についてまとめていますので、ぜひご参照ください。

まとめ

この記事のまとめは以下になります。

記事のまとめ

  • 経験者などの協力ライバルはほぼいない
  • 自分の個性と仕事の向き合い方をPRする
  • 積極的に物事を解決しようとする人
  • 優秀で企業に貢献できる人
  • 何でも卒なくこなせる人
  • 性格が良くて誰とでも仲良くできる人
  • メンタル強くてへこたれない人
  • 採用担当の人にとって好みな見た目である

自分に当てはまる個性はありましたか?

もちろん上記以外にも様々なアピール方法があるので、あくまで一例と思って認識してもらえたらと思います。

大切なのは一緒に働ける想像をしてくれるかどうかです。安心感と情熱を与えて「あなたがいいです!」と言ってもらえるように個性を磨いていきましょう!!

それでも落ち込む時は、以下の記事を参考にしてみてください。

未経験でも全然大丈夫!自信を持ってアピールしていきましょう!


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