履歴書 産業保健師への転職

正社員より高給⁈産業保健師の派遣採用のメリットを知って視野を広げてみよう

産業保健師の募集の中には派遣を募集している企業も多々あります。せっかく転職するなら正社員がいいと思う人は多いです。

しかし、派遣にもメリットはたくさんあるので、全く視野に入れないのは非常にもったいないです。

今回は産業保健師の派遣採用とはどういう事か、そのメリット・デメリットについてお伝えします。



派遣採用の種類

派遣採用には2種類あります。

派遣とは

材派遣会社と雇用契約を結び、他の企業に派遣される社員のことです。仕事内容は特定保健指導のみ、診療補助のみと限定される場合もありますが、産休代替として契約を結んだ際は正社員と変わらない仕事をする場合があります。

紹介予定派遣とは

派遣先の企業に直接雇用されることを前提に人材派遣会社と雇用契約を結びます。派遣期間中に派遣先の企業に認められれば、直接雇用になります。仕事内容は正社員と殆ど変わりありません。また、採用試験も正社員試験とさほど変わりありません。

産業保健師への転職は正社員、派遣社員、紹介予定派遣社員の3種類です。

派遣採用のメリット

派遣社員のメリットは以下が挙げられます。

①産業保健師の仕事につきやすい

派遣採用は、正社員採用と比較すると競争率は落ちるので、その分採用される確率はあがります。未経験者歓迎の募集もあるので、転職の選択肢をぐっと広げることができます。

また、派遣として経験を積んだ場合は、次の転職先で未経験者と差をつけることができるため転職が有利になるでしょう。

②経験を積むことができる

派遣採用といえど、派遣先企業の一員として産業保健活動を行っています。そのため企業の雰囲気を知ることができたり、特定保健指導などの経験を積む事ができます。

正社員になると、何かに失敗したり人間関係が悪化するとその後が非常に気まずいです。

その点、派遣社員は保健指導や産業保健活動を大いに失敗しても、この人とは次に会う事はないと割り切れるので、色々挑戦することができます。

③正社員よりも責任が軽い

派遣契約によって業務が決められている場合は重大な判断を担う業務は担当しないことが多いです。また複数診療所で勤務する場合は、正社員保健師がいるため、報・連・相をしっかりしていれば、責任は正社員につけることができます。

ただし、インシデントや医療事故等が発生した場合は正社員と同じ対応をしなければならないことがあります。

もし派遣先が1人診療所である場合は産業医や派遣先の上司に相談しましょう。

④人脈が広がる

派遣先は大企業やそのファミリー会社であるため、その業界の事について知る事ができます。

異職種の存在はあなたに新しい価値観を教えてくれるでしょう。

また、知り合った社員とも一期一会としてその後の交友もあるかもしれません。

⑤正社員よりも給料が高い場合がある

派遣社員は正社員と違いボーナスが支給されないのですが、その分給料が高くされています。

ボーナスは企業によって様々です。看護師のボーナスは、一般企業の比較すると毎年安定した額でもらうことができますが、大企業でもその年の業績が悪かったら、ボーナスの額はかなり低くなります。

私も紹介予定派遣として入社し、半年間契約社員として働いていましたが、手取りは日勤のみ&残業なしで、夜勤やっていた時以上の給料が貰えていました。そのままの給料で正社員ももらえるのかと思っていましたが、正社員になった途端に月給が下がってがっかりしたのを覚えています。

もし派遣社員として雇われて、業務内容が限られた軽い内容で高時給なら、かなりお得と言えるでしょう。

派遣採用のデメリット

一方デメリットとしては以下の内容が挙げられます。

①雇用が不安定

派遣社員は定期的に契約更新する必要があります。

その際に企業側の都合が悪くなったり、あなたの業績が著しく低い場合は、契約が打ち切られることがあります。もし産休代替として雇われた場合は、産休中の社員の都合で雇用時期が伸びたり減ったりします。

雇用が不安定だと、ローンを組む際に不利になる可能性があります。住宅や車など大きな買い物をする際は注意しましょう。

②雇用に上限がある

派遣社員の雇用は3年と決められています。これは、労働者派遣法の雇用安定措置によって定められており、3年を過ぎると新しく転職、同一の就職先への直接雇用、派遣会社の無期雇用のいずれかを選択しなければなりません。

企業によって選択肢は変わるため、再転職の準備をする必要があります。

③正社員との差を感じる

派遣先企業が、派遣のみ雇っている場合は感じることはありませんが、複数診療所で正社員もいる場合は待遇の差を感じてしまうことがあります。例えば、業務内容や雇用の安定さ、ボーナス支給、福利厚生などの金銭に関することなどです。

また正社員のお局様がいる場合は、勝手に見下される可能性もあります。

もし視線が冷たいと感じても、役割が違えば収入も違うと割り切ることが一番です。

このように派遣にはメリットとデメリットがあるので、募集要項をよく確認しながら応募してみましょう。

派遣採用に向いている人

派遣社員は以下の方がおすすめです。

派遣採用に向いている人

  • 産業保健師をまずは経験したい方
  • 軽い業務で高収入をもらいたい方
  • 色々な場所で働いてみたい方
  • いろんな人との繋がりを持ちたい方

もしも少しでも当てはまっているならぜひ一度は経しておくことをオススメしますs。

派遣採用の実例

私は1年半の間、産休育休のため現場を離れていた時期があります。その間は派遣雇用で産休代替の方が私の現場を担当してくれていました。

その方は、私と同じく20代後半で産業保健師未経験での採用でしたが、まさに派遣社員としてのメリットを余すことなく活用されていました。

産休代替の方は1年半で企業の人と一緒にバレーボールをして仲良くなり、1人診療所で一通り産業保健の経験を積み、私が育休から戻るタイミングで別会社の産業保健師として内定を獲得していました。

このように派遣として働くのも良いと思えませんか?

ぜひ今から派遣社員雇用も視野に入れて、自分の可能性を広げてみてください!



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